- すま
- I
すま【隅】「すみ(隅)」に同じ。II
「播磨路や心の~に関据ゑて/山家(恋)」
すま【須万】スズキ目の海魚。 全長1メートルに達する。 体はカツオに似て紡錘形。 背面は青黒色で多くの暗色斜走帯があり, 胸びれの下方に数個の黒斑がある。 食用。 本州中部以南からインド洋に分布。 ヤイト。 スマガツオ。IIIすま【須磨】(1)神戸市西部の地名。 大阪湾に臨む白砂青松の海岸で, 古来明石と並び称された景勝地。 須磨の浦。 ((歌枕))「~の浦に藻塩たれつつわぶと答へよ/古今(雑下)」(2)神戸市西部の区。 住宅地域。(3)箏曲(ソウキヨク)の一。 八橋検校(ケンギヨウ)作曲。 六歌より成る組歌。(4)源氏物語の巻名。 第一二帖。 光源氏の須磨における退隠生活を描く。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.